新型コロナウイルス感染症の位置づけが、令和5年5月8日から「5類感染症」へと引き下げられたことに伴い、
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会員事業所紹介

(株)ケアスマイル青森
代表取締役 大里 洋志さん

「最新医科学の根拠に基づいた最高のサービスを提供できるスタッフを育てたい」と話す大里さん

コロナ第2波に備え、感染対策を徹底。利用者が安心して通える施設に

リハビリに特化した短時間デイサービスを市内3カ所(青柳、新城、問屋町)で運営。施設内は通所者が利用するテーブルに飛沫感染を防ぐ透明の間仕切りを設置、密閉を避けるため常時換気を図り、密集が避けられない車での送迎の際はフェースガード着用など新型コロナウイルス感染症対策に力を注ぐ。「通ってくるのは高齢者が多い。感染による重症化のリスクが大きいことから『3密』回避を徹底しています」。

ウイルス感染が広がった3~4月は利用者が減少。「利用者が訓練出来ずに日常生活に支障をきたしていないか心配でした」。利用者のためにスタッフが訪問指導(コロナ禍で国が訪問サービスを容認)を行い、通所も訪問もできない利用者には一人ひとりに適したトレーニングメニューを郵送するなど手立てを講じてきた。

2007(平成19)年「おおさと接骨院」を開業、3年後に法人化。「当時、診療報酬改定があり、医療保険でのリハビリテーションに日数制限が導入されました。リハビリを必要とするニーズにこたえよう」―と、県内初リハビリ特化型デイを開設。今ではスタッフ約50人、利用者(通所、訪問、ケアマネージメント合わせ)は市内約700人を数えるまでに。

スマイルグループが目指しているのは「利用者を笑顔にし、利用者が地域の中に生きがいと役割を持って生活できるようお手伝いすること」と言い、そのためにスクリーニング(「できるもの」と「できないもの」をふるいにかける)による利用者の機能的身体評価を行い、「できない動作」に対して集団でエクササイズを提供するという試みを導入している。「スクリーニングを使うことで、指導するスタッフが利用者の最も取り組まなければならない訓練メニューが把握でき、効率的かつ質の良い機能訓練が可能となる」と話す。こうした実践の有効性をより高めるための共同研究が現在、弘前大学との間で進められている。

「日本通所ケア研究大会」で優れた発表を行い表彰されたこともあり、研究熱心な面では人後に落ちない。水球日本代表トレーナーとして数々の国際大会に参戦した経験も。「6月に入って徐々に利用者が戻ってきた。が、コロナ禍が収束したわけではない。秋、冬にも来ると言われる第2、第3波への備えも必要。利用者が安心して通える施設を目指します」

問い合わせ先

住所:
青森市青柳1丁目16-4
TEL:
017-735-7878