新型コロナウイルス感染症の位置づけが、令和5年5月8日から「5類感染症」へと引き下げられたことに伴い、
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会員事業所紹介

雑貨屋「さぼり~な」
代表取締役 工藤 勝さん

「隣がフレンチレストランということもあり、ランチ後の女性客が立ち寄っていかれます」と話す工藤さん

プレゼント求め来客。眺めているだけで楽しく、癒される雑貨店

「大切な人に、頑張った自分に、友だちに、恩師に・・・すべての人に贈りたい」。店のコンセプトは「プレゼント」。県立郷土館裏(海手側)の市営団地「はままち団地」1階にある店舗には女性が好む可愛いファッション雑貨、インテリア小物、日用品・文具など約300種、1,000点以上が陳列されている。「親しい人へのプレゼントはもちろん、自分用に欲しくなるものも見つかるはず。フラッと気軽に立ち寄って。眺めているだけで楽しくなり、癒されますよ」。

コンピューター業界に従事していたが、10年前にイベント業界に身を投じ、同時に雑貨店を始めた。「デジタルの世界から抜け出し、生身の人間を相手にするアナログの世界へ転身しました。もうすぐ10年になります」。

ダイバースーツと同じ素材でできているフリーケース(通帳、カード、印鑑などが入る大容量)、アバカ(マニラ麻)の手編みラウンドバッグが人気とか。コロナ禍の中、マスクや入浴剤も売れている。「生地屋さんの人気柄をプリントした『不織布マスク』や、外出自粛のせいでしょうか、自宅で楽しめる入浴剤を手にとっていかれます」。どの商品も求めやすい手ごろな値段なのがうれしい。

この夏、雲谷での自らが主宰する大型クラフト展「青森クラフトフェアA―line(エーライン)が控える。青森市での開催は工藤さんの奔走で始まり、今年で11回目。「今では全国から100人以上のものづくり作家が集まるクラフト展に成長しました。今、7月の開催に向け準備をしていますが、このところ市内でクラスターが発生しています。中止となれば出店する店の売り上げにも影響します。心配です」。

イベント業を始めたころに東北大震災を経験、釜石市で炊き出しイベントにも参加。これまで「東北六魂祭」や「あおもり10市大祭典」など大型イベント等に関わってきた。「イベントの経験を数多く積む中で多くの人に感謝され、自身も一回りも二回りも成長できました」。

「自分の仕事を通して、人に喜んでもらいたい。楽しんでもらいたい」と言う思いで今日までやってきた。「コロナの影響で人の暮らしや生き方に変化が生じてきている今だからこそ、ほかにもやるべきことがあるような気がしている」と話す。工藤さんの頭の中には、人を元気にする「次の一手」が秘められているようだ。

問い合わせ先

住所:
青森市本町3丁目4−11
TEL:
017-722-8820