新型コロナウイルス感染症の位置づけが、令和5年5月8日から「5類感染症」へと引き下げられたことに伴い、
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会員事業所紹介

フトンショップみやかわ
オーナー 宮川 諭さん

「多くのプロ野球選手も西川を愛用。店内にはヤンキース時代の田中将大投手のユニホームを展示しています」と宮川さん。左は政子さん

お客さまの快眠をサポート。夫婦で営む地域密着の寝具専門店

観光通り、バス停NTT青森支店前から徒歩1分のところにある。入口付近には、「気軽に入ってほしい」との想いから、タオルやパジャマ、枕カバー、靴下などの日用品、そして奥に進むと真綿ふとんや羽毛ふとん、マットレスなどの寝具がズラリ。オーナーと妻で店長の政子さんの二人で営む。ここでは高い品質を誇る最高級の寝具がさりげなく置かれていて、お客が実際に手に取ることができるのが大きな魅力。蚕の繭を綿状に引き伸ばした真綿の手触り感や最高品質の羊毛皮を厳選して仕上げた敷ふとんの心地よい弾力性が確かめられる。「お客さんが納得して寝具選びができるよう最大限心配りをしています。ベッドでの寝試しもできます」。

創業は1953(昭和28)年。先代(諭さんの父)が青森市で綿ふとんの仕立てと綿の打ち直しの店を開いた。順調に商売を広げたが、90年代に入り、バブル崩壊などで厳しい時代に。さらに先代が亡くなり、2代目として苦境に立った。「転機となったのが『西川』の商品を取り扱うようになったことと『西川チェーン』に加盟したこと」と話す。独立した小売店が同じ目的のもとに集まり、組織化しチェーン店のような仕組みを作るビジネスモデルが店を活気づけた。

眠りのプロフェッショナルと言われる「スリープマスター」の資格を持つ。数年前から地元ラジオ番組で、リスナーからの寝具や睡眠に関する質問に答えている。ほかに、枕のエキスパート「ピローアドバイザー」の資格も。「使う人の頭、首を測り、最適なオーダーメイド枕をつくります。快適な眠りを手にいれて」。

商品購入後のお手入れ方法、クリーニングなどのメンテナンスのアドバイスをしてくれるので安心して任せられる。地域の頼れる寝具専門店としての評判を聞きつけ、幅広い層のお客が市内だけではなく県内各地からやってくる。

過去には羽毛ふとんの粗悪品が大量に出回り、悔しい思いをしたこともあったと言う。「良質な寝具を提供するのがふとん屋の使命。自分に合った寝具を求めて店に来てくれる若い人も増えました」。今年は創業70年。節目の年を迎え、店づくりのモットーである「一人ひとりのお客さまへのきめ細やかな対応をこれからも続けます」と決意を新たにしている。

問い合わせ先

住所:
青森市中央1丁目29の4
TEL:
017-734-2790