新型コロナウイルス感染症の位置づけが、令和5年5月8日から「5類感染症」へと引き下げられたことに伴い、
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会員事業所紹介

キズナベーカリー
廣田聡さん

「子どもの成長を願う『一升餅』ならぬ『一升パン』の注文も承っています」と話す廣田さん

常時60種類を用意。健康に配慮したパン作り通して人とのキズナ深めたい

栄町の国道4号沿いの消防署と青森銀行の間を海手に入った住宅街にある。可愛らしいロゴ文字の看板と黄色いドアが目を引く。パンづくりを通して出会うお客さんとのキズナを大切にしたい―そんな思いから店名を付けた。小さなお店だが、パンの種類が豊富。「常時、食パン(7種類)をはじめ60種類前後を焼き上げ、お待ちしています。近所の人はもとより、市内外からも買い求めに来てくれます」。

パン作りで使用しているのはバター、米油、オリーブオイル。砂糖は全てきび砂糖というこだわり。「健康のためマーガリンや食用油脂、白砂糖は一切使用していません。健康面には人一倍、気を配っています」。

こんがり焼きあがった「バゲット」、総菜パン、菓子パンなど種類が多過ぎて、選ぶのに目移りしてしまう。聞くと、「クリームチーズ黒胡椒」「ホワイトチョコいちじく」「ハッピーハロウィン」が売り上げベストスリー。「季節ごとに旬の食材を取り入れています。今の季節では、生地に県産かぼちゃとレーズンをたっぷりと混ぜ込んだ『かぼちゃレーズン』が人気です」。毎週水曜日限定の「ライ麦パン」の販売も始めた。

店の存在を広く知ってもらおうと、さまざまな試みにチャレンジし続けている。出前販売(「あおスタ」)や移動販売(柳町・NTTビル)はもちろん、土・日・祝日はアスパムなどで行われるイベントに積極的に出店。月に一回は「裏キズナ」の日と銘打ち、普段店頭には出ていない裏メニューのパンを用意している。全国どこにでもパンを届ける「宅パン」サービスも。「インスタグラムなどで情報を発信。九州地方からも注文が来ています。ありがたいですね」。

地域とのキズナも大切にしている。近くにある合浦小の体験学習「街中探検」では、児童たちをパン工房に招いてパンづくりを伝授した。「子どもたちから感想が寄せられ、とても喜んでくれました。こうした交流は今後も続けたい」。

茨城県出身。首都圏などでパン職人の修行を積んだ。数年前、仙台から妻・美里さんの故郷である青森市へ移り住み、自分の店をスタートさせた。パン激戦区である青森市に開店してまもなく丸3年。これまで以上に知恵を絞り、店独自のカラーを打ち出ことに腐心する日々が続く。接客を担当する美里さんの頼もしい存在が廣田さんを支える。

問い合わせ先

住所:
青森市茶屋町29-7
TEL:
017―772―9067