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会員事業所紹介

カレーとコーヒーの店「RURU(ルル)」
オーナー 伊藤 優子さん

「店名は愛犬の名前からとりました」と話す伊藤さん(左は英子さん。撮影時はマスク非着用)

甘さと辛味のバランスが絶妙のスパイシーチキンカレーが人気。

青森市浜田のイトーヨーカドー筋向かい(青森山田高校側出入口)にある、5組ほどが座れば満席になってしまうような小さいお店。「自分の居間に入るような気分で気軽においでください」。定番のポークカレー、ビーフカレー、スパイシーチキンカレーのほか10数種類のトッピング(ロースカツ、エビフライ、シーフードなど)カレーを用意、辛さも無料で220倍まで自由に選べる。昔なつかしい味のナポリタンスパゲティも隠れた人気。一押しのスパイシーチキンカレーは、自家製ヨーグルトにつけ込んだ鶏肉と野菜と果物を煮込んだカレーソースが絡み合い、絶妙な味。「口にすると最初に甘味が、しばらくするとスパイスの辛味が広がります」。

東京での会社員勤務を経て、帰郷。妹たちとティールームを開店。その後、サンロード青森にクレープとコーヒーの店を出店(現在も営業中)。カレー店は最初、フランチャイズに加入したがその後、「自分で食材を選び、自分が納得のいく味のカレーを食べてもらいたい」という思いから、独立。「今年で11年が経過。大型テナント店と違い路面店(通りに面した店舗)を維持するのは大変なこと。ここまで来られたのは多くの人の支えがあったから」と話す。安心・安全の県産・国産食材を使い、コメも特別栽培のつがるロマンと国産もち麦のブレンド米を使用するこだわりは首尾一貫している。

ここ4、5年、部活帰りの山田高校生徒らが店を訪れるようになった。店内には同校出身Jリーガーの色紙などが置かれている。「コロナ禍の中、生徒たちと会話が弾むようになり、気持ちが明るくなり励まされてきました。昨年の同校文化祭では、生徒らの後押しでたくさんのお弁当注文が舞い込みました。彼らの優しい心根に感謝です」と話す。

コロナに立ち向かう時節、青森商工会議所が提唱する飲食店テイクアウト企画に参加、同所からアドバイスを得られたのもふんばる力になったと言う。店を二人三脚で切り盛りする妹・英子さんの存在も大きい。「開店時からずっと手伝ってもらっています。頼もしい存在です」。

「自分が健康で元気でいられるうちは、店を続けたい」。ネットでの評判が新しい客層を連れてくる。そして、オーナーの人柄に誘われるように主婦、OL、年配の幅広い人が今日も他店では味わえないカレーを求めて訪れる。

問い合わせ先

住所:
青森市浜田1-10-12
TEL:
017―739―5370