新型コロナウイルス感染症の位置づけが、令和5年5月8日から「5類感染症」へと引き下げられたことに伴い、
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会員事業所紹介

F’s table(エフズテーブル)
オーナーシェフ 兼平 典明さん

「小学生の時の文集に大人になったら店を持つと書いていました。今の仕事は天職」と話す兼平さん

「おいしいもの食べて体に免疫力つけて」―旬の食材使ってお客の心をつかむ

青森市内の人気フレンチレストランで10年以上、シェフとして腕を磨き、20158月に独立。店名のFはシェフの出身地である深浦町のイニシャルからとっている。「深浦町の食材を中心に美味しいものを皆でテーブルを囲んで食べてもらいたい―という思いで付けました」。オープンから7年。県産はじめ西海岸産の新鮮な食材を使ったフレンチ料理がリーズナブルな価格で食べられる店として知られるようになった。

店は八甲通りと夜店通りに挟まれたエリアにあり、オレンジ色の壁が目印。階段を上がって2階の扉を開けると、コンパクトなつくりでアットホームな雰囲気が客を迎えてくれる。「カウンター席、テーブル席合わせ23席用意できますが、コロナの時節でもあり16席まで制限して営業しています」。

ここでしか味わえないオリジナル料理を提供することにこだわっている。野菜は農薬や化学肥料を使わずに美味しい有機野菜をつくっている鯵ヶ沢の農家から直接、仕入れている。「農家とは知人の紹介で知り合いました。オープン時からのつきあいで、農家の顔が見えるのは料理人にとっても安心です。自信を持ってお客さんに食材を提供しています」。

店内に掲げられた黒板メニューには「自家製しめさば」、「トウモロコシ(嶽キミ)のフリット」、「米ナス(県産)グラタン」など季節を味わう旬のアラカルト(一品料理)30品以上がズラリと並ぶ。「その時の旬のものをお出ししているので、品書きが変わるのが早いですね」。「白身魚カルパッチョ」を注文すると、皿に盛られた薄切りの真鯛(平内)の上に和ナシ、ミニトマト(鯵ヶ沢)などが添えられ、見るからに食欲をそそる。

青森の食を応援する「GоTоEat」キャンペーンあおもり取り扱い店。ラザニア、グラタン、キッシュ、パスタなどテイクアウトメニューも用意している。

「そう遠くない将来、故郷・深浦町にも店を出したい。そんな青写真を描いていましたが、コロナの影響で軌道修正を余儀なくされそう」と話す。コロナとの闘いはいまだ終息が見えない。昼の時間帯は子育てに忙しい妻・真裕美さんが店を手伝ってくれる。「苦しい状況は続きますが、なんとか踏ん張って営業を続けたい。店に来ておいしいものを食べて体に免疫力をつけてほしい」

問い合わせ先

住所:
青森市古川1丁目19-2
TEL:
017―757―9975