特集


「津軽海峡ブランド博」 北海道新幹線開業にらみ青函の「食」「逸品」PR
青函101企業・団体が出展    

海峡ブランド認証商品を全国発信へ

カシスなど地域素材を使った14品を選定


本県と道南の「食」と「逸品」を一堂に集めて開催した「津軽海峡ブランド博」=青森産業会館

海峡イメージ前面に出した共通の
「ロゴマーク」


関係者がテープカットして開催を祝った

当所ブースでは「青函コラボ商品」が並んだ

特産品がそろった会場は品定めする来場者でにぎわった

洋風スープが振る舞われ、人気を集めた

 北海道新幹線開業をにらみ本県と南北海道の「食」や「逸品」を共同でPRし、全国に通用するブランド化を図る「津軽海峡ブランド博」が11月21から23日の三日間、青森市の青森産業会館で開催された。昨年に引き続き2回目となるブランド博には青森市と函館市周辺の11市町村から地場産品を扱う100の企業・団体が参加。県内外のバイヤーを招いた商談会や来場者向けの物産販売を行い、津軽海峡をテーマにした自慢の新ブランドを売り込んだ。

 県、青森市、東青地域自治体ほか青森商工会議所、青森県商工会連合会、青森市産業振興財団など経済団体らでつくる実行委員会が主催。細井仁実行委員長が「北海道新幹線開業まで後495日。青函地域の新たなブランドを掘り起こし全国に発信しよう」とあいさつ、三村申吾知事(代理)、鹿内博青森市長が「海峡圏ブランドを根付かせ、新幹線開業効果を確実なものにしよう」と祝辞を述べた。

 会場は、80以上のブースが伝統的な食材や新商品・試作品などテーマごとに配置され、各企業・団体が出品する山海の幸を生かした農水産物加工品などが並んだ。

 特に今回は実行委がブランド博に合わせ、津軽海峡周辺地域がこだわりを持って独自に開発した14商品を「津軽海峡ブランド」に認定し、海峡をイメージした共通のロゴマークを付けて売り込んだ。青森市産カシスを使った菓子類(洋羹、ケーキ、ゼリー)、陸奥湾で獲れたイワシ、アジの炭火焼き干し(外ケ浜町)、今別町のモズクなど認定商品を扱うコーナーでは、来場者が熱い視線を注いでいた。

 「北海道物産」ブースも設けられ、松前町、知内町、福島町商工会などが自慢の特産を売り込んだ。製パン会社コーナーでは、男爵イモをふんだんに使ったサクサク感が特徴の「カレーパン」に人気が集まっていた。

 特別出展した青森商工会議所ブースでは、青森、函館の両商工会議所が開いている「パートナーシップ構築懇談会」での商談がきっかけで誕生した「青函コラボ商品」が並んだ。青森市産カシスと北海道産のクリームチーズを組み合わせた菓子「カシスガレット」(青森市・シュトラウスと函館市・北海道乳業が共同開発)はカシスの甘酸っぱさとチーズの風味が楽しめる一品で、来場者が目を止めていた。

 会場では、「津軽海峡交流圏」のシンボルキャラクター「マギュロウ」はじめ県内ご当地ゆるキャラが愛きょうを振りまき、特設ステージでは浪岡ねぶた会による祭り囃子演奏などがイベントを盛り上げた。奥津軽いまべつ駅の建設が進む今別町は郷土芸能「荒馬」の演舞を披露、北海道と本州を結ぶ町「いまべつ」をPRした。また、会場一角に設けられた「あおもり食命人」コーナーでは、鶏肉と皮付き野菜の洋風スープが振る舞われ、長い列をつくっていた。

 小売業、外食産業、ホテルなどのバイヤー・仕入れ担当者らを招へいして行われた商談会には、県内外から約60人が参加。バイヤーらはリンゴ、ニンニク、ホタテなど農・海産物や乳製品を使った菓子類など地域で埋もれている逸品の発掘に目を凝らしていた。

 ブランド博は、東北新幹線開業効果の維持・拡大と2016年3月の北海道新幹線新青森—新函館北斗開業による相乗効果獲得を目的に昨年初めて開催、今年は3日間で約29,600人の人出でにぎわった。

 地場産品が大集合した今回も大勢の市民らが訪れ、絶品の逸品を次々に買い求めていた。細井実行委員長は「北海道新幹線開業に向け、さらに商品のレベルアップを図り、全国に売り込みたい」と話した。

 同イベントでは青森商工会議所女性会(元木篤子会長)も参加、お茶を振る舞った。


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