会議所とともに


青森商工会議所「部会総会」

26年度要望事項決まる

  青森商工会議所(若井敬一郎会頭)の各部会は2月、新年度を前に相次ぎ総会を開催した。総会では前年度の活動経過報告が行われ、新年度の研修テーマ、重点要望事項などを決めた。昨年度は産業構造の変化や業種・業態の変更に対応するため部会再編(業種構成の見直し、部会名称変更、新部会の設置)が行われた。各部会では、時代の要請を盛り込んだ新規の研修テーマや要望事項が承認され、街づくり、新幹線対策、空・陸路などインフラ整備推進など地域振興策が優先的に盛り込まれた。

●金融不動産部会

 金融不動産部会(浜谷哲部会長)は2月21日、青森国際ホテルで開催。平成26年度研修テーマは「金融制度の在り方」「新幹線新函館駅(仮称)開業を見据えた都市(まち)づくり」「人口減少と対策」など。要望事項は、「産業(都市)基盤の整備」では、鉄道関係が奥羽本線青森〜弘前間の高速化促進、道路関係では青森環状バイパス(3・2・3号線)の全線4車線化の早期完成など3項目、航空関係は日本海側主要空港との新規路線開設および既就航便の増便(ダブルトラッキング含む)など3項目。その他、「街づくり」「観光・コンベンション振興」「税制の改善」に関する計6項目が盛り込まれた。

●業務流通商業部会

 業務流通商業部会(出戸端勉部会長)は2月24日、会議所2階会議室で開催。新年度研修テーマを①官公需の地元発注方促進②北海道新幹線新函館駅(仮称)開業を見据えた更なる函館・道南地区との経済交流の促進③新しい時代の業務流通の在り方(新規)とした。要望事項では、「官公需(公共工事および物品調達等)の地元発注方促進」を重点要望に。要望事項は、産業基盤の整備関連では「青い森セントラルパーク」への公共性のある施設設置等、必要とされる都市機能の整備および中央駅(仮称)の整備促進など2項目を挙げたほか、奥羽本線弘前〜青森間の高速化・利便性の促進、上北自動車道路の早期完成など鉄道・道路整備促進。青森港の特性を活かした機能整備、地域資源のブランド化促進、産学連携によるまちなかキャンパスの推進など。

●工業部会

 工業部会(服部國彦部会長)は2月24日、会議所2階会議室で開催。「ものづくり産業」の育成と工業界の更なる発展による地域経済の活性化を目的に関係団体・機関との連携による調査・研究を行う—とする平成26年度事業計画案を承認。主な事業は青森型工業振興策事業化のための調査・研究など。①ものづくり産業の育成および活性化②官公需の地元優先調達等の促進—を研修テーマとした。要望事項は①中核工業団地における企業誘致促進並びに新規創業や中小企業の技術開発を促進するための制度拡充・支援の推進②再生可能エネルギーを活用した地元雇用創出の推進など10項目。

●観光サービス部会

 観光サービス部会(中山大輔部会長)は2月24日、青森国際ホテルで開催。「北海道新幹線新函館駅開業を見据えた戦略的な観光サービス産業振興策の検討」「MICE誘致活動の推進」など3項目を新年度活動テーマとした。要望事項は、新規の「青森市、公益社団法人青森観光コンベンション協会、青森商工会議所が三位一体となった観光振興の促進」のほか、「東北新幹線新青森駅を起点とする観光二次交通の整備促進策」4項目、「観光客誘致のための受け入れ施設・環境の整備および情報発信」4項目、「広域連携」2項目、「MICEの誘致・開催に対する支援」3項目、「地域資源を活用した滞在メニューの魅力向上」4項目を盛り込んだ。

●生活商業部会

 生活商業部会(三上孝部会長)は2月25日、会議所2階会議室で開催。研修テーマを「北海道新幹線開業を見据えた青函交流」「街の賑いづくりのための産学連携の推進」とする平成26年度事業計画を承認した。要望事項は、鉄道関係として①新青森駅の利便性向上(二次交通の充実など)②青森駅の早期改築促進③青い森セントラルパーク新中央駅設置。道路関係は、青森環状バイパス(3・2・3)の全線4車線化の整備促進、青森駅東西自動車道路の建設の2項目、空港・港湾関係は青森空港の既就航便増便と福岡線復便の促進、青森港の港湾施設の充実と客船誘致、街づくりは歩道並びに住宅融雪施設の整備促進など3項目、そのほか商工振興、産学連携それぞれ1項目。

●運輸交通部会

 運輸交通部会(柳谷章二部会長)は2月26日、青森国際ホテルで開催。26年度研修テーマを「陸海空ネットワーク活用による交通・交流の活性化」「国際的なロジスティクス拠点としての青森港の可能性調査・研究」とする事業計画案を決めた。要望事項は東北縦貫自動車道八戸線(青森〜八戸間)の早期整備促進、新中央埠頭の大型客船受け入れに対応した機能拡充強化、青森駅・新青森駅および中心市街地におけるタクシー乗り場への分かりやすい案内表示の設置など前年度からの継続含む計11項目。新規は道路関係の「有料道路(みちのく有料道路、第二みちのく有料道路、青森空港有料道路)の通行料金早期低廉化」。

●情報・教育文化部会

 情報・教育文化部会(𠮷川健一部会長)は2月26日、会議所2階会議室で開催。昨年度に青森地域5大学と共催の「まちなかキャンパス」を実施してきた取り組みをさらに強化するため、26年度研修テーマに「産学連携による地域力向上の為の人材育成」(新規)「街づくりや観光・商業をはじめとする産業振興」(継続)を掲げた。要望事項は①新たな情報通信技術戦略の推進と会員への啓発②東北新幹線開業効果の維持・拡大と北海道新幹線開業との相乗効果を獲得するための観光産業振興の推進—の2項目(継続)。

●健康福祉衛生部会

 健康福祉衛生部会(岡島秀雄部会長)は2月26日、ホテル青森で開催。短命県の返上、自然と食などを活用した健康増進を図るため、26年度研修テーマを「青森型健康増進策の推進」としたほか、県内の医療・福祉分野での優秀人材の流出を防ぐ施策「高質なサービス提供のための人材育成の推進」などを掲げた。要望事項は①公的医療機関における地元企業への物品調達および業務委託など3項目。

●食品部会

 食品部会(沼田廣部会長)は2月27日、恵比須屋で開催。新年度研修テーマを「食品の安全性確立および食品衛生検査施設(機関)の整備促進」「七子八珍ブランドなど地場産品の開発と販路拡大」とした。重点要望は、「北海道新幹線開業による交流人口拡大のためのDC(ディスティネーションキャンペーン)等事業の実施」「クルーズ客船寄港に対応した新中央埠頭周辺並びに中心商店街の受け入れ体制強化」「脱・短命県に向け、県産食材等を活用した食生活改善のための調査・研究」(いずれも新規)など6項目。

●建設部会

 建設部会(川島芳正部会長)は2月28日、ホテル青森で開催。26年度研修テーマに「地域経済活力強化に資する建設産業の在り方」とした。要望事項は「建設産業振興策の推進」「公共事業工事・物品調達の地元業者への優先発注方促進および適正価格による入札方法への変更」など継続7項目。新規は「総合的な街づくりの推進」で、将来の魅力ある街づくりに向け、公共性のある施設の適正配置による整備促進を盛り込んだ。


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