会議所とともに


まちなかキャンパス

 7月に連携協定を締結した青森地域5大学との産学連携事業として、各大学と共催の公開講座「まちなかキャンパス」が9月からスタートしている。当所では各講座のチラシを会報「かけはし」に折り込むとともに、当所ホームページに「まちなかキャンパス」のページをアップして周知を図っているが、多くの会員・一般市民の参加をいただき好評開催中である。今回は9月に開催した青森公立大学と青森大学の公開講座の内容を一部紹介する。

青い森「青森」の経済活性化に向けて 「アクションプラン」を提言

青森公立大学公開講座


香取青森公立大学学長

 市民社会、高等教育、自治体、地域産業、農業、観光の6回シリーズで『青い森「青森」の経済活性化に向けて「アクションプラン」を提言する』をテーマとした青森公立大学公開講座は、9月10日からアウガ5階青森市男女共同参画プラザ研修室で第1回講座がスタートした。
 9月17日に開催した第2回講座では、香取薫青森公立大学学長が『青森の「教育立県」に向けての提言—青森の特色を活かした「高等教育」の在り方』について講演。
 香取学長は、少子化による生徒数・学生数の減少に対応した高等教育の質の向上と大学経営について、物事の本質は何かを見極めるため、学生が自ら学ぶのが基本としつつ、地元の要望を踏まえ学生数を確保し、大学は何を教育するかが課題と指摘。
 地域に密着した教育の実現に向けて、大学自体の改革、「まちなかキャンパス」を含む社会教育との連携、地域との協力・連携を進めるとともに、大学の独自性と連携・統合について今から検討すべきと提言した。

まちとくらしを考える 「新幹線とまちづくり」

青森大学公開講座


櫛引青森大学准教授

 「まちとくらしを考える」をテーマとした青森大学公開講座は、9月12日からアウガ5階青森市男女共同参画プラザ研修室で第1回講座がスタート。
 第1回講座では、櫛引素夫青森大学准教授が「新幹線とまちづくり」について講演。盛岡開業から20年を経て開業した八戸市の場合、「せんべい汁」がブレイクし、「観光文化」が根付き「あるもの使い」で新幹線開業による「自信とプライド」を獲得したと強調。
 盛岡開業から28年を経て開業した青森市は、新幹線開業以降「ベイエリアが充実」、「のっけ丼」や「帆立小屋」などがヒット。弘前市は、まちづくりと一体化した観光施策「弘前感交劇場」の戦略的な展開をしていると分析。開業まで2年半と迫った函館市の場合、隣市の新駅まで18キロの立地、道央との温度差に悩む「南端」の開業で、強い「地元」メディアがなく、地域課題の設定力が弱いと指摘。
 今後のまちづくりの真の課題・目的は人口減少社会への適応であり、「新函館」対策はその「一手段」として、経済界や行政と市民がストーリー・将来像を共有することと提言した。


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