会議所とともに



「帆立小屋」事業
新名物誕生に手応え

8月実施 目標上回る

9月以降は空き店舗を活用して展開

 青森商工会議所の新青森名物"帆立小屋"事業化可能性調査事業における屋外事業が青森ベイエリア地区で8月に実施され、延べ13日間の開催中、目標を大きく上回る約2600人の観光客らがホタテ釣りと浜焼きを体験、楽しんだ。ホタテを青森の新たな観光資源にしようという同事業が上々の滑り出しを見せた。9月以降は青森市安方の空き店舗を活用して同事業の継続実施を検討、準備を進めている。

 同事業は、8月1〜7日と11〜16日に青森駅近くにあるA-FACTORY(エーファクトリー)前広場で実施され、実施期間が青森ねぶた祭やお盆の時期とも重なり、市民に交じり大勢の観光客や帰省客でにぎわった。
 ホタテの殻に針を引っかけて釣る「ひっかけ釣り」に人気が集まり、水槽に放たれたホタテが早々と品切れになり、詰め掛けた観光客をがっかりさせた日もあるほどの盛況ぶりを見せた。関係者は「子供はもちろん、大人も楽しめるのが人気を呼んだようで、自分で釣り上げたホタテを炭火で焼いてその場で食べられるという手軽さ、遊び心が好評だった」と話す。会場は親子連れの姿が目立ち、「ほら見て、釣れたよ」「ぷりぷりしておいしい」などと親子の会話が弾んでいた。
 「あおもり帆立小屋」事業は、古川市場の「のっけ丼」に続く青森市の新名物をつくろうという試み。県の「むらおこし総合活性化事業」の適用を受け、青森ベイエリア地区の観光施設、関係団体と連携して実施している。
 「のっけ丼」は、青森商工会議所と青森魚菜センター共進会が連携し、青森市、青森観光コンベンション協会などの支援を受け、2009年12月に実施。ご飯の入ったどんぶりに刺し身や総菜などをのせ、自分好みのどんぶりが楽しめる「のっけ丼」は観光客の人気を集め、2011年度販売実績で年間10万杯を突破した。
 「新鮮な魚介類が売り」という地域の食資源を生かした取り組みが大きな成果を見せた「のっけ丼」。今回の「帆立小屋」事業は、観光客に支持された成功事例をヒントに、次の新たな観光コンテンツ開発の素材として県産ホタテをテーマにした。
 青森商工会議所では、「同事業は来年2月まで実施の予定。夏は変則開催となったが、秋以降は屋内での営業を目指して今、準備を進めている。ベイエリア地区のにぎわい創出のためにも同事業をなんとか軌道に乗せたい」と話している。今年度は、新事業立ち上げの前段となる調査事業の位置付けだが、事業が一人立ちできる目途が整えば、次年度からは民間事業者を中心に同事業を本格的に継続していきたい方針だ。


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