会議所とともに


第528回相談役・常議員会
第97回通常議員総会

多様な観光コンテンツの整備に力

震災克服へ各種事業を展開

 青森商工会議所の第528回相談役・常議員会、第97回通常議員総会が5月21日、ホテル青森で開かれた。林光男会頭は「23年度はかつて経験したことのない震災対応に追われる一年だった。震災を乗り越え、地域経済の再生に向け全力を注ぎたい」とあいさつした。

報告5件了承、5議案を承認

 会では、弘前大学大学院「新エネルギー創造工学コース」設置に関する要望など5件の報告事項を了承。協議事項では、平成23年度事業報告、同収支決算書など議案5件を審議、承認された。

[報告事項]

 ◇会議日程▽正副会頭会議=6月14日(木)15時〜2階会議室▽第529回相談役・常議員会=6月25日(月)13時30分〜2階会議室▽正副会頭会議=7月17日(火)15時〜2階会議室▽第530回相談役・常議員会=7月25日(水)13時30分〜2階会議室

 ◇「第7回AOMORI春フェスティバルの結果について」=5月4、5日に新町通りなど青森市中心街で開催。ねぶたとよさこいが競演したほか、ベリーダンス、バンド演奏、高校生演劇など多彩なイベントが繰り広げられ、市民の人気を集めた。

 ◇「第6回津軽三味線日本一決定戦について」=5月3、4日にリンクステーションホール青森(青森市文化会館)で開催。全国から246人が参加。個人・団体部門で熱戦を展開した。


青森市に弘大大学院設置を

 ◇弘前大学大学院「新エネルギー創造工学コース」設置に関する要望=林会頭は5月17日、商議所を訪れた弘前大学の佐藤敬学長に対し、同大学大学院理工学研究科内に25年度設置を目指している「新エネルギー創造工学コース」の青森市への早期設置を要望した。また、同月7日には、青森市の鹿内博市長に対しても同大学院誘致を進めるよう要望書を手渡した。

春の叙勲3氏が受章

 ◇「平成24年春の叙勲受章者」=商議所関係では、旭日小綬章(放送事業功労)で叶ツ森テレビ代表取締役会長・中村孝之氏、旭日双光章(生活衛生功労)で椛蝌a代表取締役社長・小田桐竹治氏、瑞宝単光章(消防功労)に(有)武内製飴所代表取締役・武内喜兵衛氏の3人が受章。

23年度は震災対応に全力

[協議事項]

 ◇当所の平成23年度事業報告 
<総括的概要>
 平成23年度の本県経済は、景気低迷が続き厳しい環境にある中、さらに追い打ちをかけた同年3月11日の「東日本大震災」発生は、港湾・道路網のインフラをはじめ、サプライチェーンの寸断など多方面にわたり甚大な被害をもたらした。東北新幹線運休や自粛ムードの蔓延により、観光産業をはじめとするサービス産業にも大きな影響を及ぼした。こうした状況のもと、当所は、震災直後から会員はじめ中小企業者のため、国・県に対し、いち早く「震災に伴う緊急要望」を実施し、金融支援、燃料の安定供給をはじめ、地域経済基盤の早期復旧・復興を働きかける一方、「緊急金融相談窓口」や「移動相談所」を開設するなど迅速な対応を行ってきた。また、東北新幹線全線再開後には県、市、JR東日本等と協力し、首都圏での観光キャラバンや各種イベントを展開。新幹線開業効果を取り戻すため、交流人口拡大に向け多様な観光コンテンツを活用した観光商品づくりに積極的に取り組んだ。

年間544件の金融斡旋

<主要事業>
 ▽緊急対策事業=東日本大震災への対応として、会員企業への影響調査をはじめ関係機関と連携した要望活動、経営特別相談窓口の設置などの取り組みを迅速に行った。
 ▽商工業者のための活動=中小企業・小規模事業者の経営支援の一層の強化を図った。中小企業相談所の年間指導件数(巡回・窓口指導)6,792件、金融の斡旋は年間斡旋件数・斡旋総額で544件、8,595百万円、中小企業支援ネットワーク強化事業(窓口専門家による指導)は、創業や経営革新などの指導件数計93件。人材育成セミナー等の開催は、新入社員等を対象としたセミナーなど集団、個別合わせて18回の開催、参加者延べ553人。

のっけ丼・寿司クーポン事業支援

 ▽地域経済のための活動=新幹線全線復旧後は、新青森駅開業効果を最大限活用し、自粛ムードの払しょくに努め、観光を核とした産業振興に取り組んだ。特に「新幹線新青森駅開業対策アクションプラン」で提案されたリーディングプロジェクトの開業キャンペーンの展開、開業記念事業の実施、市民意識の醸成および観光商品づくりなどについて、県、市、観光コンベンション協会と共同で実施、全国に向け情報発信事業を行った。観光の柱のひとつである食の戦略化推進事業として力を入れているあおもり寿司クーポン事業は、JALパックとタイアップしたクーポン券を売り出した。平成23年4月から24年3月までのクーポン販売実績は5,000円クーポン240枚、3,000円クーポン1,563枚。古川市場・のっけ丼事業は、チラシ30,000枚を製作、青森市観光交流情報センター(青森駅)、あおもり観光情報センター(新青森駅)などで配布、PRを行った。
 観光コンテンツの整備では、浅虫、八甲田地区をモデルにした「旅と健康をテーマ」とする観光商品開発に取り組み、1月7日から15日まで首都圏で開催された「ふるさと祭り東京2012」では、事業PRパネルや酸ヶ湯温泉を利用した手湯を設置するなどプロモーションを実施した。

組織運営強化事業の実施

 このほか、中心市街地活性化事業の推進、ものづくり産業(あおもりブランド)の起業化支援、会員の声を反映した交流・提言活動、会員増強のための組織運営強化事業などを実施した。
 また、震災対応として中小企業者に対する金融・雇用面での支援をはじめ商工業の振興や公共工事の地元優先発注促進など地域経済活性化のための建議・要望活動を積極的に展開した。

 ◇当所の平成23年度収支決算の概要=一般会計は、収入が予算2億1,905万9千円に対し決算額は2億2,036万5千円で約130万円の増収。一般会計を含む6会計全体の収支決算は、当期収支差額が約1,426万円で、予算に対し約1,349万円の増額。これに前期繰越を加算した収支差額は約7,317万円。

 ◇23年度収支剰余金処分(案)=一般会計の収支差額6,039万3千円のうち、剰余金として2,000万円を会館改修積立金に。一般会計の次期繰越金は4,039万3千円。

 ◇労働保険事務組合規約改正について=事務局より説明があり、承認された。

 ◇新入会員の承認=個人1件4口、法人4件24口、特別会員1件4口、計6件、32口。(12ページに新入会員名紹介)


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