特 集

東北観光博 3月18日本格スタート

東北ぜんぶが博覧会場

来年3月まで

 東北地域全体を一つの博覧会会場に見立て、観光客誘致につながる新たな観光スタイルを実現しよう—という「東北観光博」(主催・国土交通大臣、東北6県知事らで構成する東北観光博実行委員会)が3月18日から本格スタート、来年3月末まで約1年にわたり東北地方の観光を広くPRする。東北地方の主要な観光地域28カ所を核とするゾーンを設定、ゾーンごとに各地域エリアが独自の観光コンテンツを観光客に提供する。観光博の全体テーマは「こころをむすび、出会いをつくる」。


本県は7つのゾーン

 本県は、「青森・浅虫温泉」(青森市全域)をはじめ弘前、白神、津軽半島、十和田・八幡平、下北の7つのゾーンが設定。2月3日には青森ゾーンを担当運営する東北観光博「青森・浅虫温泉」運営協議会(青森市、青森商工会議所、青森観光コンべンション協会など16団体)を設立、事務局を青森市経済部(観光課)に置いた。ゾーンテーマは「うまし、うつくし、北のまほろば、青森」。

パスポートを発給

 東北観光博では、これら設定したゾーンごとに鉄道駅の観光案内所「旅のサロン」、観光関連施設「旅の駅」などを設置して、地域情報に精通した観光案内人を常駐させる。また、サロンでは観光博パスポートを発給する。
 観光庁は、全体事業として「観光博ポータルサイト」を構築し、東北地域全体の観光情報を一元的に発信するとともに、「公式ガイドブック」を作成して東北の観光振興を全面的に支援する。

多彩なオープニングイベント

 観光博スタート初日の3月18日は、JR東京駅構内お祭りストリートで東北新幹線お見送りなどオープニングイベントが行われるほか、東北6県県庁所在地等駅コンコースでも、歓迎セレモニーなどが繰り広げられる。青森では新青森駅構内で多彩な催しが行われ、観光客を出迎える。
 今年1月30日からのプレ期間を経て、いよいよ本格スタートとなる東北観光博。東日本大震災以降、観光客落ち込みが深刻な東北地方の観光振興の起爆剤としての期待がかかる。来年3月まで1年間、被災地の復興と人的交流の促進を図り、東北全体の観光振興を盛り上げる機運としたい。

観光コンテンツ募集

 ポータルサイトに掲載する「旅の駅」「地域観光案内人」等の観光コンテンツを募集している。詳細は、「東北観光博ポータルサイト」。お問い合せ:「青森市観光課」(電話017−734−5175)

 


東北の観光をPRする「東北観光博ポータルサイト」
東北観光博

ポータルサイト http://www.visitjapan-tohoku.org/

観光目玉テーマは「旅と健康」

気候性地形療法を学ぶ

 「旅と健康」をテーマに観光商品開発に取り組んでいる青森商工会議所は2月16、17の両日、八甲田地区と浅虫地区を会場に「気候性地形療法」の実地研修を実施、参加者らは同療法の冬季における活用方法について学んだ。
 うち17日、ゆーさ浅虫を会場に行われた実地研修には、浅虫地区の観光関連業者、地元の自然ガイド、県、市の関係者約20人が参加。自然の地形と温泉を連動させた「健康」づくりを推進する山形県上山市で指導に当たっている小関信行芸術工学博士による講義が行われた。
 小関氏はドイツ式気候性地形療法の実情、上山市での取り組み等について紹介した。講義の後、参加者らは、浅虫水族館裏手の陸奥湾展望所コースに移動、スノーシューを装着し、同コースを実地体験した。
 気候性地形療法は、自然の中で大気の作用の変化によって予防医学や健康増進を図るのが目的。参加者らは、小関氏の指導を受け、それぞれ自分の体力に合わせて歩くスピードを調整しながら約1.6キロウォーキングを行った。
 実施研修の後、参加者は意見交換しながら気候性地形療法を活用した冬の観光商品開発にアイデアを出し合っていた。


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