会議所とともに



知事を囲む議員懇談会


知事を囲む議員懇談会

 青森商工会議所の議員と三村申吾知事との懇談会が12月21日、ホテル青森で開かれた。三村知事が、「東北大震災からの復興にむけて」と題して、県内の被害状況や震災復興に向けた県の取組みについて講話した。
 林光男会頭は、23年を振り返り、震災発生により、低迷する本市経済に追い打ちをかける中で、中小企業者に対する金融支援策をはじめ、東北新幹線開業効果獲得に向けた国内外への本県観光PR等、迅速な対応に感謝を申し上げるとともに、今後も官民一体となって、「商工業者が活力に溢れる地域づくりに尽力したい。」と決意を述べた。
 三村知事は、生活再建・産業復興・インフラ復興など東日本大震災後の県の取組みを紹介。今後は食産業力の向上としてブランド力の向上や新商品開発に取組むほか、観光戦略として広域連携の推進やインバウンド対策の強化、また再生可能エネルギーの導入、防災公共にも取組むとした。
 講話後、出席議員からは、新青森駅と青森駅間の交通アクセスの向上や商業・サービス機能の整備充実について、また、産業空洞化を防ぎ、国内雇用を支える新産業創出に向けた国の施策について意見があり、知事は、重要な意見として受け止め、課題に前向きに検討したいとした。



市長を囲む議員懇談会

9部会からの要望とりまとめ、鹿内市長へ

鹿内市長へ要望書を手渡す林会頭

 青森商工会議所「市長を囲む議員懇談会」を12月13日、アラスカ会館で開催した。冒頭、林光男会頭が鹿内博市長に対し、地域経済活性化の推進についての要望書を手渡した。
 林会頭は、全線開業から1周年を迎えた東北新幹線について、東日本大震災の影響はあったものの、イベントや観光プロモーション活動を精力的に行った結果として、新幹線開業効果を実感する1年であった。今後も継続して観光への取組みを強化していくとともに、「青森市新総合計画」における計画実現に向け、産業振興や地域づくりをはじめ、青森市との連携をこれまで以上に図りながら、積極的な活動を推進して参りたい、と挨拶した。
 鹿内市長は講話で、新幹線開業効果獲得については、開業は本市の経済活性化や観光振興のための新たなスタートであり、24年以降も開業効果を継続、発展、定着させるため、これまで以上に取組むとし、青森駅を中心としたまちづくりの整備については、北海道新幹線開業までには、ある程度、市民に見える都市機能整備を進めたいと意欲を示した。最後には、市庁舎整備に至る経緯や整備パターンの説明があった。
 その後、出席議員から青森駅や中心市街地活性化に向けた取組みに関して意見があり、市長は、商工会議所と連携しながら課題に取り組んでいきたいと前向きな姿勢を見せた。


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「経営」コラム 32

  PDCAサイクルの実践と マーケティング (1)

株式会社若山経営 代表取締役 若山恵佐雄

 「企業の目的は顧客を創造することである」P・F・ドラッカーの言葉です。P・F・ドラッカーは顧客の創造を、@マーケティング(ニーズへの対応)Aイノベーション(ニーズの創造)の二つの機能に分けて説明しています。  営業力や技術力を頼りに経営している中小零細企業は、「顧客の創造」をどのように実践すれば良いのでしょうか?私は、それをテーマに取り組んできました。
 PMマトリクスについては、1年前に書きました。今回は、これまで主に会計事務所を対象に行なってきた、「経営戦略塾」受講者のみなさんと意見交換しながら、PDCAサイクルの実践とPMマトリクスの追求そのものが「顧客の創造」に繋がるという新たな気づきがありましたので、そのことを書きます。
1.PDCAサイクル
 PDCAサイクルとは、Plan/Do/Check/Actionの頭文字を揃えたもので、計画(Plan)→実行(Do)→検証(Check)→改善(Action)の流れを次の計画に活かしていくプロセスのことをいいます。
 中小零細企業の経営がうまくいかないのはPDCAサイクルが徹底していないからだとよく言われます。経営計画そのものがない会社が多く、そこにはCheckとActionが存在しない。計画と実績のかい離を分析するのは売上、利益と経費そして資金のみで、なぜ我社はうまくいかないのかを考える術がわからないという経営者が多いのではないでしょうか。経営計画とは、ビジョン(未来の姿)を実現する戦略を考え、それを行動計画と数値計画で具体的に示すことです。計画と実績の乖離は、計画そのものに具体的な根拠がなければ追求できません。具体的な根拠は経営戦略によって明らかにされます。中小零細企業が経営戦略を考える基本が、次に示す「PMマトリクス」です。
2.PMマトリクス
 これまでどこに何を売ってきたのか、そして、これからどこに何を売るのかを考える経営戦略のスタートになる表です。縦軸のPはプロダクト(Product)。どのような製品・商品を販売するかの方針を立てることを意味します。横軸のMはマーケット(Market)市場・商圏・業種・顧客等の区分を指します。PとMの区分については、パレート分析(80:20の法則)を活用し、頻度の高いものからA、B、Cにグループ分けをし、戦略を考える手法として活用します。
 PMマトリクスは、すでに活用されている表であり、特別なものではありません。しかし、私が使用しているのは「アンゾフ・マトリクス」iと関連付けたものであり、新製品(商品)・新市場への展開と合わせ、粗利貢献度分析も並行して行うことができるという工夫がしてあります。以前、研修で入手しエクセルのシートにして使っています。
 次回以降で下記のように続けます。
3.アンゾフ・マトリクス       4.PMマトリクスで考える顧客の創造  5.PDCA実行の仕組み
6.PDCA実行とポジショニング  7.まとめ


i 「アンゾフ・マトリクス」とは企業戦略の父と言われるイゴ−ル・アンゾフが1957年「多角化のための戦略」という論文で発表したものであり、「製品―ミッションマトリクス」や「2×2成長ベクトル要素マトリクス」等の呼び方をされているが、製品開発や市場開拓、多角化といったさまざまな成長戦略を企業が考えるとき、リスク要因を理解するためのツ−ルとして人気を維持している。(ダイヤモンドオンライン参照)
http://diamond.jp/articles/-/7242?page=2
◎アンゾフ・マトリクス
  既存市場 新規市場
 既存製品  1.市場浸透  2.市場開拓
 新規製品  3.製品開発  4.多角化
 
若山恵佐雄 わかやま いさお
1948(昭和23)年、青森県下北郡佐井村生まれ、62歳。
70年私立青森短期大学第二部商経科卒業。税理士・人事塾公認講師・ITC。
得意分野は経営計画実行支援。

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