東日本大震災により被災された
みなさまに対し、
心からお見舞いを申し上げます。

青森商工会議所 会頭 林  光 男

 3月11日発生した東日本大震災は、本県を含む東北及び関東の太平洋沿岸地域に未曾有の被害をもたらしました。また、福島第一原子力発電所事故の放射性物質汚染問題は収束の糸口が見えず、影響の広がりが懸念されています。
 被災地へ向けて全国・世界各地から支援の輪が寄せられていますが、復興には長い時間と困難を伴うことは確実で、「国を挙げての試練」がしばらく続くことになりそうです。
 本県でも八戸など県南地域を中心に大きな被害を受けました。青森市は県南に比べて直接的被害は小さかったとはいえ、鉄路・道路網の寸断は物資輸送を一時ストップさせ市民生活を混乱させました。また、食料品、乳製品等の中には今も品薄状態が続いているものもあります。
 未曾有の大震災克服のためには、息の長いしっかりとした取組みが必要です。青森商工会議所は中小企業・小規模事業者を引き続き支援し、国や県などと協力して地域の復興、元気づくりに努めていく所存です。



停電、ガソリン不足で生活混乱

当所が震災の影響を緊急調査

 当所は、各部会の議員・会員を対象に東日本大震災の影響の有無について緊急影響調査を行った。3月13、14日、当所職員が会員事業を個別に訪問。あるいは議員・会員(青年部、小規模企業振興委員、各商店街(会)会長、青森小売商懇談会会員等)へのFAXによる緊急調査も併せて実施、計150社から回答いただいた。
 その結果、交通網分断や燃料供給激減による燃料・資材の入手難、観光・ビジネス客のキャンセル等による観光サービスをはじめ多くの業種で売上げ減などの直接・間接的被害にあったことが分かった。回答の主なものは――。

直接被害
<生活文化商業>
・停電による営業不能や通信障害が発生。(大型スーパー)
<工業>
・製造中の製品(仕掛け品)を廃棄(製造業)
・八戸の店舗が津波の被害受ける(大型スーパー)
<運輸交通>
・トラック10台破損・5台流失(貨物運送業)
<業務流通商業>
・ガソリン等の入荷がなく、在庫のみの販売で先行きに不安(総合卸売業)
間接被害
<生活文化商業>
・物流が不安定なため、一部商品に欠品が出ている(各種商品小売業)
・商品の供給及び原材料不足で営業維持困難(コンビニ)
<食品>
・燃油の確保難から県外からの青果物の集荷に支障をきたす(青果卸)
<運輸交通>
・取引先から生鮮食品の運搬依頼はあるが、燃料と交通網分断で運送できない(貨物運送業)
<観光サービス>
・予約がほぼキャンセルされる見通しで、開店休業状態。一部施設では期間を定めて休業に入っている(旅館組合)
・宴会予約がほぼキャンセルされる見通し。資金繰りが大変(総合宴会場)
・団体客のキャンセルが多い(観光施設)
     ×    ×
 上記の影響等は、調査時より状況が好転したもの、しつつあるもの、今なお混乱が尾を引いているものなど、さまざまです。完全復興にはなお時間がかかりそうです。



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