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17新幹線すべてに接続列車

新青森駅発着・JR在来線新ダイヤ

 JR東日本は9月24日、12月4日の東北新幹線全線開業に合わせた在来線の新ダイヤを発表した。新青森駅を発着する17往復の新幹線すべてに接続列車を設定し、青森・函館、弘前方面を特急、快速・普通列車で結ぶ。
 並行在来線・青い森鉄道が、新青森駅に乗り入れる普通・快速列車は上下4本ずつ計8本。このうち新青森−大湊間に導入される新型リゾートトレイン「リゾートあすなろ」は1日2往復が運行されることになっている。
 青森・函館方面は、特急「スーパー白鳥」「白鳥」はすべて新青森駅発着となる。新青森−青森−函館間を1日10往復運行し、新青森駅で全便が新幹線と接続する。また、新青森−青森間は乗車券だけで特急自由席を利用できる。
 弘前方面は、奥羽本線の特急「かもしか」と「いなほ」は名称を「つがる」に統一する。新幹線開業に伴い廃止される八戸−弘前間の特急の名前を引き継ぐもので、青森−秋田間を4往復、青森−大館間を2往復(臨時)する。青森−弘前間の普通・快速列車は上下計43本と11本増やした。
 新ダイヤにより、弘前−東京間は、最も速い列車を乗り継ぐと所要時間は4時間10分となり現行より31分短縮される。日帰りなら滞在可能時間は10時間13分に拡大し、これまでより4時間25分伸びる。
 下北方面は、青森−大湊間で「快速しもきた」を2往復運行。「リゾートあすなろ」と合わせ、同区間の直通列車は4往復となる。大湊−八戸間の「快速しもきた」を1往復増やし、1日2往復とする。「リゾートあすなろ」は新青森−蟹田間でも1往復運行する。開業後は当面連日運行するが、土日祝日の運行が基本という。
 三村申吾知事は、発表された新ダイヤについて「要望に近い形で編成していただき、感謝する。このダイヤ発表を受け、二次交通の事業者をはじめ各団体の開業機運が一気に高まっていくだろう」と期待感を示した。
 また、県商工会議所連合会の林光男会長は、新幹線に接続するダイヤの発表を受けたことにより「県内各地で進められている新幹線対策が一層促進されると期待している。今後も県をはじめ行政・関係団体・交通事業者との連携を強化し、新幹線利用者の利便性向上に万全を期してまいります」とのコメントを発表した。


朝夕の通勤・通学列車を増強 新幹線等への乗り継ぎに配慮

青い森鉄道が発表の新ダイヤ

浅虫温泉シャトル便を倍増 八戸−青森間快速列車を導入

 青い森鉄道は9月24日、12月4日に東北新幹線が全線開業するのに伴いJR東日本から運営が移管される並行在来線・青森−八戸間の運行ダイヤを発表した。地域に愛される鉄道として「生活路線としての利便性と、新幹線や他線区との乗り継ぎに配慮したダイヤ」(同鉄道)としている。
 同鉄道によると、並行在来線・青森−八戸間は特急がなくなる代わり、@朝夕の通学・通勤列車の増強A青森−浅虫温泉間のシャトル便倍増B八戸(三戸)−青森間の快速列車導入—をポイントとして組まれた。
 青森方面行きの下りは、本数が現行の40本(うち特急17本)から31本に、八戸方面行きの上り本数は、現行の40本(うち特急16本)から30本に減少する。特急がなくなった分は新幹線への乗客シフトを見込んだ。
 ただ、快速列車と普通列車に限ると、それぞれ8本、6本の増便となる。目時−八戸間は、これまでの乗車実態に合わせ、上り下りとも1本ずつ減らす。
 現行で上り下り3本ずつ運行している青森−浅虫温泉間のシャトル便は、通学・通勤・買い物需要を見込み、午前中を中心に3本ずつ増やす。現行の八戸−三沢間のシャトル便は上り下りの午後8時過ぎの便を1本ずつ削り、2本ずつとする。
 新設の快速列車は八戸(一部三戸発)−青森間で上り下りとも3本ずつ運行する。現行の特急列車で約60分、普通列車で約90分かかっていた八戸−青森間を最短76分で結ぶ。また、青森発・八戸行きの最終列車の発車時刻を現行の午後10時7分から同10時30分に繰り下げる。八戸発・青森行きの最終列車はほぼ現行通り。


12月4日開業へ向け時計塔設置工事も進む
新青森駅駅前広場

“地域の足”となる青い森鉄道の車両

 


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