特 集


観光地青森を売り込み

参加800人 全国宣伝販売促進会議



主催者を代表し林会長挨拶

開催を祝い「乾杯!」

「青森は魅力的!」と、全国参加者との商談

観光コースの一つ「赤い糸モニュメント」を視察(青い海公園)

 今年12月4日に東北新幹線が全線開業した後、JRの協力を得て青森デスティネーションキャンペーン推進協議会が来年4月から展開する大型観光キャンペーン「青森デスティネーションキャンペーン」に向け、青森市で5月19日、青森の魅力を国内外に発信してもらうための「全国宣伝販売促進会議」が開かれた。国内旅行会社のツアー企画担当者や雑誌、マスコミ関係者ら約800人が参加し、これに対し県内観光関係者は、6つのエリアごとに観光地としての魅力を熱烈にアピール。旅行商品の開発促進や情報発信を要請した。


新型リゾート列車(イメージ)

愛称名は「リゾートあすなろ」

JRが決定 大湊線に導入の新型車両

 JR東日本は5月19日、12月4日の東北新幹線全線開業に合わせて津軽線と大湊線に導入する新型リゾート列車の愛称を「リゾートあすなろ」に決めたと発表した。
 「リゾートあすなろ」は、ハイブリッドシステムを採用し、環境負荷を低減したエコトレイン。製造中の車体は祭りの赤、菜の花の黄、豊かな自然を緑で表現する。
 運行は津軽線の新青森−蟹田駅間が1日1往復、大湊線新青森−大湊駅間が1日2往復する予定。ダイヤや停車駅は秋ごろの発表となる。
 また、JR東日本秋田支社は、新幹線開業日から五能線の「リゾートしらかみ」にハイブリッドシステム搭載車を1編成導入すると発表した。

 「デスティネーションキャンペーン」は、JRグループ6社と開催県が協力して、国鉄時代から実施している、国内最大規模といわれる観光キャンペーン。
 伝統あるデスティネーションキャンペーンが青森県単独で実施されるのは初めてで、「行くたび、あたらしい。青森」をキャッチフレーズに来年4月23日から7月22日まで実施される。JRは観光地・青森をPRするポスター1万枚を全国各駅に、車両内の中づり広告6万4千枚を張り出すほか、首都圏でテレビCMも集中的に流すという。
 今回の「全国宣伝販売促進会議」は、県や県観光連盟などで組織する同キャンペーン推進委員会(林光男会長)の主催。開催の冒頭、三村申吾知事が「東北新幹線全線開業は青森にとって100年に一度のチャンス。県内各地域が競い合って見つけ出した自慢の観光コンテンツを広くお伝えし、皆さんとともに青森を元気にしていきたい」と訴えた。
 JR6社を代表してJR東日本の小縣方樹副社長が、来年3月から新青森−東京間に導入する新型車両「はやぶさ(E5型)」をアピールしながら「青森には素晴らしい観光素材がいっぱいある。皆さんに満足していただける青森ブランドをつくっていきたい」と、同キャンペーンに臨む意気込みを示した。
 続いて、県内6地域ごとに代表者が地元の魅力についてプレゼンテーションした。「ねぶた師が教える祭り前のねぶたの楽しみ方」(青森・東津軽エリア)、「王道の自然、王道の温泉」(十和田・三沢・上北エリア)など、それぞれが持つ観光資源や磨き上げた観光素材の魅力について映像や方言を交えて紹介した。
 会場では、津軽塗りなどの伝統工芸品を体験するコーナーや6地域のブースが設けられ、それぞれ自慢の物産や観光商品について熱くPRした。
 さらに旅行会社と地元観光事業者等との観光商談会も行われ、旅行会社の担当者らと観光商品づくりについて意見交換した。旅行会社の問いに答えて各エリアの代表者たちは、地元の観光資源を活かした2泊3日や4拍5日のツアーの売り込みを具体的に提案するなど熱意を示した。旅行会社との商談は順番待ちとなる光景も見られた。
 会議後は、レセプションが開かれた。同キャンペーン推進委員会の林会長は、「新幹線新青森駅開業は県民が38年間待ち望んできたもので、大きな喜び」であることを強調。その上で「全国から1人でも多くの観光客が本県に来てもらえるよう、青森らしい商品づくりとPRをよろしくお願いします」と協力を求めた。

県内7コース おおむね好評

全国の参加者が視察、感想

 全国宣伝販売促進会議の参加者は、全体会議翌日の20〜21日にかけて県内7コース(日帰り1コース含む)に設定された観光地視察を行った。全体会議の席で参加者からは「青森県の観光地には想像した以上に魅力的なものが多い」「祭り、景観、食…と、その一つ一つに感動した」などの声が聞かれたが、現地視察の参加者からも「体験型などもあり、おもしろいものを感じる」などおおむね好評とする声が多く聞かれた。
 Aコース「北のまほろば青森・浅虫温泉と津軽半島の歴史・景観コース」に参加したJR新潟支社営業部販売課の長谷川誠さん(47)は「訪れた先々で温かなもてなしを受け、地元の人の熱意にまず感じいりました」と、こう語った。
 1泊2日で訪ねた箇所が12箇所。少し急ぎ足の視察となりましたが、内容としてはあきることがありませんでした。その中で驚いたのは五所川原の立佞武多。あの立佞武多の迫力が印象的です。観光客に訴える力は十分です。
 青森には新鮮な食の素材がそろっていますが、初日に古川市場で味わった「のっけ丼」は忘れられない味ですね、あらかじめクーポン券を買っておけばそんなに時間をとられることもなく、便利だと思いました。三内丸山遺跡の知名度は高く、もう少し時間をかけてゆっくり見たいと思った。


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