うみねこは私たちの生活をどう見ているであろうか。私たちがうみねこになたとしたなら、何が見え、どのような生活がみえるだろうか。うみねこに託して自分たちの気持ちや願いを表現しよう、うみねこ自体の生活にも目を向けよう、そう思ったのである。(中略)
 この考えの根本には、すでに述べたけれども、版画でもって自分たちの心のなかのことを表現し追求すると同時に、このことを多くの人びとに伝え、生活のなかでは何が大切で価値のあることなのかをしらせようという考え方があった。
ka「版画は風のなかを飛ぶ種子」より

ドッグの船と ひなたち 飛ぶ
さけび えさをはこぶ ひなと親鳥
うみねこの死 群をなして飛んでいく