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タイトル・放射線豆知識
放射線と放射能

 これらの言葉はよく混同して使われることがありますが、懐中電灯を例にとってみると、放射線は懐中電灯から出る光に相当し、放射能は懐中電灯の「光を出す能力」に値します。また、放射性物質とは、懐中電灯そのものであり、放射線を出す物質のことをいいます。
 放射能及び放射線には、それぞれ表すものによって単位が決められています。

  • グレイ:放射線のエネルギーがどれだけ物質に吸収されるかを表す単位
  • シーベルト:放射線によってどれだけ影響があるかを表す単位
  • ベクレル:放射能の強さを表す単位
 
自然放射線と人工放射線
 放射線には、宇宙線などの人類誕生以前から地球上に自然に存在している自然放射線と、レントゲン撮影に用いるX線など、人工的に作り出した人工放射線とがあります。発生の過程が異なりますが、どちらも放射線によってどれだけ影響があるかは、実効線量当量で評価されます。
 
日常生活と放射線
 
 放射線や放射性物質は私たちの日常生活における至る所に様々な形で存在しています。自然放射線でいえば、空から宇宙線が降り注ぎ、大地やコンクリートからも放射線が出ています。毎日食べている食物の中にも放射性物質は含まれています。また、健康診断や病気の治療にも人工の放射線が使われています。原子力発電所周辺の線量目標値はこれらと比べると極めて低い値になっていますが、実績で見るとこの目標値を更に下回っています。
出典:資源エネルギー庁「原子力発電2000」
 
体内及び食物中の自然放射性物質
 私たちが日常食べている食品中にも放射性物質が含まれており、主なものにカリウム40があります。植物細胞や動物の筋肉にはカリウムが多量に含まれているため、私たちは野菜や肉などからカリウム40を摂取し体内に取り込みます。これは体内においてベータ線やガンマ線を放出するため、私たちは体内からも放射線を受けています。
 
出典:原子力安全研究協会「生活環境放射線データに関する研究」
 
 
放射線・アイソトープの利用
 放射線の利用はトレーサー利用と照射利用の二つに大別されます。トレーサー利用ではアイソトープから出る放射線を手がかりとして物質の動きを追跡して病気の診断に利用されています。照射利用ではアイソトープから出る放射線や加速器で作った放射線を物に当てます。具体的には美術品などの年代測定やジャガイモの発芽防止、医療器具などの滅菌、ガン治療などその用途は実に様々です。
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